Hallo! USA Part3


 1996年10月12日早朝、SanJoseからLAに移動しました。
アメリカの誇る(飛行機に負けて今では過去となりましたが・・・)、
アムトラックで移動しました。
 この日SanJoseのハイアットホテルをチェックアウトしてタクシー
で駅に向かった。この駅がとても雰囲気のある駅。待合室は日本の
待合室と同じようだが改札は無い。キヨスクはいろんな物が売っていて
見ているだけでも面白い。エアポートよりもいろんな人が集まっている。
面白いけど緊張感一杯。さて、時間がきたのでホームに向かう。
地下道を通りホームに出るとすでに数人の人が待っている。
 はじめてSanJose駅でアムトラックを見てびっくり!めちゃくちゃ
デカイ!日本の電車を二台縦に重ねたくらい大きい。全部の車両
が2階建てで迫力があります。
 僕の乗るアムトラックはシアトルからロスアンゼルスを34.5時間
かけて走る。走行距離は2235km全席指定席である。僕の乗った
区間は全行程の1/3ほどの距離。時間はAM10:00からPM9:15
という11時間の旅です。
 列車に乗ると、しばらくすると日本と同じようにチケットのチェックにき
ます。簡単な列車の説明があります。車窓を楽しんでいるとスナックの
サービス、気が利いている。僕の乗った車両はコーチという普通の車両
ヨーロッパのユーレルパスと違ってアメリカのチケットは無料で一等車
には乗れないのです(残念)。だけど、日本のグリーン車のシートより
大きいシートです。その他、列車の設備はラウンジカーと食堂車がつい
ています。このラウンジカーがなかなか楽しい。下の写真はほとんど
ラウンジカーで撮りました。全面ガラス張りで、知らない人も友達同士
もみんな集まる車両です。ラウンジカーは食堂車の隣にあり食事をした
後や前に和む場所にもなっているのです。席は早い者勝ちで自由に
座れます。このラウンジでは初老の老夫婦と美しい風景を見ながら
楽しい会話が弾みました。ラウンジの一階にはスナックバーがあり
スナックやドリンク、サンドイッチ等が売ってます。アメリカ人はホント
にスナック好きだ。
 食堂車では相席で食事をします。この時はアメリカ各地からの話が
聞けます。僕も、SanJoseを出てしばらくしてから食事に行ったのだ
けれど、シカゴとシアトルの人と相席になりました。カリフォルニアの
砂漠化した風景を見ながら、近くの山の山火事の話題や日本の物価
の話など会話がつきませんでした。こんな所が列車の旅のいいところ
です。アメリカに遊びに行くとき時間があったら列車の旅も楽しんで
見てください。  
 列車がサンタバーバラに入ると美しい夕日が広がりました。写真は
その時の物です。カリフォルニアの美しさが凝縮している時間だと思い
ます。イーグルスの「ホテルカリフォルニア」が似合う!
(DATに録音してきて良かった!)
 サンタバーバラからLAまでは3時間ほど夕暮れの中を列車は右に海
を見て、左に山や高原を見て走ります。すると、左手に巨大な施設が
いくつも現れてきます。実はなんとこれが、ロケットの発射台です。 
何ともアメリカらしい風景。飛行機からは絶対に見ることができない
風景です。ロケットを見るのはワシントンDCのスミソニアン博物館まで
しばらくおわずけ、楽しみが増える!
 次回のPart4はLAを中心に書きたいと思います。ではまた!  

夕暮れのサンタバーバラです。
イメージは「ホテルカリフォルニア」。
パームツリーがいかにもカリフォルニアの雰囲気
を出しています。山下達郎も似合う!
サンタバーバラの桟橋です。 列車はUVカットガラスでそれほどまぶしくない。
夕暮れのピンクと紫色のグラデーションが美しい。
僕もこんなところでヨットに乗りたい!
こちらの写真の方が明るいけど、時間の経過は右
から左へ流れます。ヨットが遠くなる。
まもなく夜になる。LAまであと2時間30分!